『カンチョリ オカンがくれた明日』を観た
これですね、U-NEXTにも近所のTSUTAYAにもなくて、観たくて観たくて探しました。
結局、楽天TVで購入しました。
※ネタバレあります。これから鑑賞される方は注意!
日本版の綺麗な画像が見つけられなくて。
カンチョリ オカンがくれた明日 (2013) - シネマトゥデイ
病気の母親を支えるため奮闘する青年と、認知症を患う無邪気な母親との絆を描いたハートフルドラマ。ドラマ「トキメキ☆成均館(ソンギュンガン)スキャンダル」などで人気のユ・アインと、韓国では著名なベテラン女優キム・ヘスクが実の親子のような演技を披露。
無愛想だが情に厚いカン・チョル(ユ・アイン)は釜山港で勤務しながら、認知症を患う母スニ(キム・ヘスク)の面倒を見ていた。コネもなく貧しくても母親と幸せに生活できるなら満足だったが、ソウルからやって来た自由人スジ(チョン・ユミ)との出会いを機に、外の世界への憧れを持ち始める。そんな折、母の容体が急変し、幼なじみの関わるトラブルが降り掛かり……。
(シネマトゥデイより)
病気持ちで認知症の母親を優しく強く支える息子、その姿がすごく切なくて痛かった。ユ・アインは洒落てない役もホントに上手いな。
お漏らししたり、幼稚園児のリュックを背負わせたりする母親をホント優しく気遣い、接するの。涙を流しながらね。もう胸が苦しくなります。
この母親役のキム・ヘスク、何かで見たことあると思ったら、
『10人の泥棒たち』のガム役の方。
あの役もすごく存在感ありましたわ。
幼なじみがヤクザの世界に足を踏み入れたために、最初はずっとその世界を嫌いながらも、お金が必要な彼はある事件をきっかけに徐々にその世界に巻き込まれていきます。
そのタイトルや予告編からもう少し優しいストーリーかと思いきや、暴力やアクションシーンも多いです。
(血まみれの彼を観るのが辛かった〜)
このヤクザの世界や、日本のヤクザの日本語や、その後の追っ手が無かったことなどツッコミどころもたくさんあるのですが、そこは2時間の映画の世界です。素直にストーリーを楽しまなければいけません。
ヒロインのチョン・ユミ…
チョン・ユミって『六龍が飛ぶ』のヨニじゃない!?全然雰囲気違うんだけど!!
結局最後は、カンチョリがヤクザとの絡みで生きるか死ぬかの手術になった時に、同時に亡くなった母親から運良く活きていた臓器を貰って回復するというストーリー。
それもサブタイトルになっている
『オカンがくれた明日』
に繋がっているのかもしれません。
わたしにも息子(娘も)がいますが、わたしはこんなに迷惑をかける前に息絶えたいわ…と切に願わずにはいられない映画でもありました。
こういうテーマのお話は、いろんな意味で観るのが辛いです。